加賀友禅・牛首紬・印傳
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【翌営業日のご案内】 2024/4/17 (水曜) に 通常営業の予定です

シック(chic)なアイテム 草履

・草履は1日履いたら一、二日休ませるのが基本です。複数足でローテーションするのが良いと思います。
・草履は湿気を嫌います。風通しの良いところで保管して下さい。
 湿気が多いと合皮の場合は経年劣化を早めたり、本革草履でも底革の接着剤が剥がれやすくなったりします。

草 履

一般的に草履は踵の高いほうが格があるとされます。また踵が低すぎるものは裾も汚れやすいです。
・夏用草履といわれるものは、確かに涼やかに見えるものが多いですが、汚れるとお手入れしにくいものが多いようです。
また「夏の着物には夏物の草履という決まりもありません。」涼しげな鼻緒や台の色をお選びになれば通常の草履で良いと思います。

合皮の草履


いざ履こうとした時に、草履台や鼻緒の裏が劣化してボロボロ剥げ落ちたという経験はありませんか?
これを合皮の経年劣化 と言います。
合成皮革の草履は、雨に強く、値頃で、お履きになる機会の多い方には重宝ですが、
履いても履かなくても数年で劣化してしまう恐れがあります。

本革草履

●当店の本革草履は天・巻き共に本革(牛革)です。芯はコルク底革は滑りにくいクローム革です。
●小判形、舟形があります。
小判形: 長時間履いていても足の裏が痛くならない形です。
舟 形: 脱いである時の形が美しい従来からの形です。
●踵の高さ: 用途、身長、年齢を勘案してお選び下さい。
●サイズはS・M・L・2Lの4サイズがあります。

草履の適応サイズは、鼻緒の挿げ方、履き方、お好みにより大分異なります。
S寸 (21.5cm~22.5cm) M寸 (22.5.cm~23.5cm)
L寸 (23.5cm~24.5cm) 2L寸(24.5cm~25.5cm)
M寸の適応サイズを(23.cm~24.5cm)とされるお店もございます。


草履台

草履台の高さ
礼装用の踵の高さは一寸三分(約5cm)以上を目安にしています。
紬などしゃれ着はやや短く着るので裾の汚れにあまり気を使う事は少ないですが、礼装は長めに着付ける事が多いので裾汚れ防止という観点からも高さがそれなりにあるのは合理的だと思います。

草履台の色
正礼装には金銀を、準礼装(略礼装)からカジュアルにもと考えるなら白系のマットなお色を選ばれたらいかがでしょう。
一般的に、白いほどフォーマル感が増し、濃いお色になるにしたがいカジュアル感が増します。
またマットとエナメルではエナメルのほうがしゃれ感が強いとされます。


略礼装・お出かけ着 一段台


一段台は草履台側面「巻の部分」に筋の入らない、一段の草履台です。
基本となる形で、カジュアルから略礼装にまで気軽にお履きいただける一般的な草履です。
一足目の草履としてお薦めです。

当店では本革草履の中で一番お買上げの多い草履です。

一枚芯
小判形と舟形があります。
踵部 約 4cm
日本製


準礼装・略礼装 四分二半段台


四分二半段台は側面の「巻の部分」が前二段、後ろが三段となる草履台です。
格式は一段草履よりも高く、フォーマルな席を中心に履くものとされていましたが、最近ではお洒落な場面で履かれる方も多くおられます。
草履台のお色、鼻緒により、留袖から訪問着、付下げ,色無地にと活躍する礼装全般、また小紋など品の良いカジュアルとしても履きやすい草履です。
つま先と踵との高低差が一枚芯よりあるのでヒールのある靴を履いた時のように、立ち姿が美しくなります。

当店では一段台の次にご愛用頂いており、フォーマル全般に良くお買い上げ頂く草履です。

小判形と舟形があります
前二段、踵部三段の重ね芯。
踵部 約 5.5cm
日本製


本格礼装・準礼装 五分三段


◆ 側面の「巻の部分」がすべてが三段となる草履台。
本来は振袖や留袖等のフォーマルな席で使用できる格式の高い草履です。

当店では、高級な振袖や黒留袖、色留袖用にお買上げの多い草履です。

前三段、踵部三段の重ね芯。
踵部 約 6.5cm
日本製


真綿入 本革草履


『本革草履』の天スポンジの部分に純綿を12~13層(10cm以上)敷き詰め、圧縮し、天革で包み込んだふっくら足に優しい草履です。
クッション性が高く長時間歩いても、足が痛くなりにくい草履です。
草履台の内部には、質の高いコルクを使用することで、軽さと耐久性を両立させています。
綿を入れた天をきれいに縫い上げる技術は、熟練の腕前を要する全国でも数人しかいない匠の技です。


当店では女将見習いが、お呈茶の手伝いで長時間立ちっぱなしの日や、遊びで長時間歩く時によく履きます。
けっして安くはありませんが、その価値は充分あります。

しかし「真綿入り草履」も色々あり、真綿の量を売り物にした品を履いたこともありましたが、中央が膨らみすぎて左右に少し滑るような気がして歩きにくかったと言っています。
「真綿入り草履」は縫い上げられる職人さんが減っていて、いつかは市場から消えるのでは?と心配しています。


鼻 緒

草履を履いていて足が痛くなる原因のひとつに、鼻緒があります。

本天鼻緒


●鼻緒選びのチェックポイントは ・太さ ・柔らかさ ・裏地です。
鼻緒の内部には沢山の純綿を使用し、前坪(先坪)と鼻緒受け(足の甲に当たる部分)にはビロードのように起毛した本天を使用してクッション性を増していますので長時間歩いても、足が痛くなりにくい鼻緒です。
また鼻緒芯は伸びにくい麻芯を使用しています。
鼻緒生地は「礼装用」、「単衣・夏用(パナマ、絽刺繍)」、「おしゃれ用」のものがあります。

桐草履

桐草履


小紋や御召、紬などの外出着に、夏は素足で木綿や綿麻の着物にも

無垢の国産桐を削りだして作った、ゆかただけでなくおしゃれ着にも合う草履です。
桐だけにとても軽く、天のカーブが絶妙で履きやすく、この草履を下駄代わりに穿いていも疲れにくいです。
裏がタイラなのでとても歩きやすく、足の甲が痛くならない太い鼻緒も人気の秘密です。
【M寸】
【価格】 12,000円 (税込 12,960円)